公演後は親書に感想を書かせてもらうのですが、今回はオペラ「ザビエル」に特殊事情も加わり、年末の今になってやっと時間を見つけました。
今年は年賀状もまったく出さずに、書いていますので、このかわいい?努力だけは認めてあげてください。
いろいろ思い出します。まずは皆さんとの楽しい練習。皆さんのお顔―――。ソリストより、合唱で参加された特に男性のお顔をまず思い浮かべてしまっています。
加藤さん。甘えん坊?のお孫さんが僕の大学時代の後輩にピアノをーーー。奇遇でした。
しかし、そんなことより、加藤さんのお顔が練習を重ねる中で徐々にほぐれてゆかれること、そのことの素晴らしさを嬉しく嬉しく思っていました。次の主役の座はちゃんと確保していますので、お待ちしていますよ。お孫さんとの共演というのも面白いですね。そういえば、大名町教会のチャリティーコンサートにもおいでいただき、陽菜ちゃんとも再会できましたね。
柴田さんもテノールで頑張っていただきました。お嬢さんの奈那ちゃんもクナ―べで大活躍、こちらは親子共演。いいですね。お二人とも発声を磨けば、もっともっと歌が楽しくなりますよ、頑張ってね。
親子共演では、加護親子ですね。女王は2回目ですが、女王ぴったりのひかりさんの強い声を何とか磨き上げて最高の女王にできれば、と思いましたが個人レッスンの時間が取れず残念でした。友也のサルは、今回も集中力があり、他の二人にもいい影響があったでしょう。
銀河は、揺れ動く微妙な気持ちが、演技に集中しきれなかったのでしょうが、この次はまったく違ったイメージで別の役でもこの役でも、挑戦させたいですね。わかってるね、銀河!
宮地ひかりは、発音で努力しましたね。まだまだこれから、思いっきり何でもやってゆきなさい!
思い出深い男性陣ですが、福崎さんはお父様のことでさぞーーー。でも本当によく出てくださいました。お父様も、もちろん喜んでいらっしゃるでしょう。
ごめんなさい、美しい女性たちのことが後回しになりましたが、もちろん忘れたわけではありません。ダーメでは、今回も活躍の場を広げさせていただきましたが、細かくもっと徹底的に練習できれば、と思わないでもありませんでした。皆さんは磨けば光る何かをお持ちなんですから。
渋田さん、他のことでもありがとうございます。
梅谷さん。加代子のファンになっていただき、恐縮です。ご遠慮なくずっとファンでい続けてください。
坂井さん、素晴らしいだんな様の下、しっかり発声を鍛え続けなきゃあね。サボるとせっかく見えかけていた道が見えづらくなってしまうよ。
重松さんはどこかとぼけていて面白かったけど、歌も自由に歌えるようになると、ピアノにだって指導にだって、きっといい勉強?になるでしょう。当然、かな。
溝口くん。今回もソロ。オペラ歌手への道、まっしぐら、ですね。これから、変声期を迎え、心配したけど大丈夫だったね。ちょっとつらいかも知れないけど、変声期の間は無理せず音楽を深く感じられるような幅広い勉強をしてください。
小川愛ちゃんも他での出演が重なって、あまり練習には出られなかったけど、明らかに女の子に成長してきたね。これからもいろいろあるだろうけど、何かあったらいつでもおいでね。お父さん、いつもご苦労様。
オペラプラザ福岡のみんなは、忙しい中よく手伝いながら古賀の方々とうまく仲良く共演しました。ありがとうね。事務局をしてもらっている福田さんはもちろん大変だったでしょうし、藤崎さんもよく手伝ってくれました。
真央は、パミーナとパパゲーナをやるという最高の組み合わせ。今回も成長のいい機会になったことでしょう。無理をするのではなく、緊張と弛緩を自分で自在に操れるように導きたい。わかるかい?
森山君もタミーノの代役をしながら、確実に成長していました。今は何でもどんどんこなしてください。すべて吸収しよう。
永家のパパゲーナ。ふっくらとして、とてもよかったよ。声もいいし発声が比較的安定しているので、楽しみです。ちょっと課題の精神力は、誰もがそうだけど、じっくりうちから自信が少しずつ湧いてくるのを待ちましょう。もちろん努力を重ねながらーーー。
良しちゃんのザラストロ。今回もよかったです。その上、私の変わりに指導をしてくれ、今はオペラプラザ福岡にはなくてはならない存在になってきました。ありがとうございます。今後の課題は、スケールの大きな歌と演技、ですね。「優しい人のいいおじさん」のイメージをオペラでどう吹っ切れるか、これからちょっと気合を入れて頑張りましょう。
前田の女王は前回よりも少し進歩を感じました。僕から言われるだろうことを自分でもわかっているようなので、くどくは言いません。しかし、ここは自分がソロを歌う場だけではなく、みんなと自分を磨く場でもあるからね。しかし、それにしてもそのキャラクターは独特で、いつも面白く思っています。
みんなも、自分の性格をそれぞれに自分で分析しているだろうけど、自分の性格をどう思っているか、人にちゃんと言える?言えるとかえって何かすっきりいいものが見えてくるような気がします。みんな、僕に言ってみてごらん。
奥田君。福岡までありがとう。いつも君には話してるから、省略。なんてねーーー。当会の若者たちと仲良くなってくれ、とても嬉しいです。君も TOA
に必要な存在になってきましたね、覚悟して頼むよ。
そういえばクナーベさんたち。海老沢さんはもちろん可愛かったけど、藤沢さんもよかったよ。さすがあの二人のお母さん。これからも楽しみです。入江さんは親子共演で、何か感じていただいて嬉しいです。またね。
大塚さんはもう、当会のスターと言っても良いような名物!もう、何も怖いものがない、という風格がコミックな性格と相俟って、なんとも言えないいい味が出るようになりました。これから、どうなるんでしょう?
そういえば、オペラプラザ福岡の新人で森川さん。よく来て参加してくれました。
渋田さんのほか、川口、神田、大富さんら古賀のダーメさんたち、この次はどう鍛えて仕上げようかな?まだエネルギーが余っていたようだしーーー。
パパゲーニや動物たち。
君たちともまた会えるでしょう。
僕の声が聞こえるかい?
「元気でね!」
ピアニストで大活躍した矢野。ごめんね、本番では弾く部分が物足りなくて。でも君の力はしっかり受け止めているから、いつかまたきっといいことがあるでしょう。
大嶋さんとはあまり練習しなかったけど、優しそうな方だったことだけ覚えております。
そして最後に、真也オーケストラ!
うまく気を使って、みんなをここまで統率してゆく力は誰もが驚嘆しています。
ザビエルオペラでもそうだったけど、いい演奏をしたい、というその一筋のまっすぐな気持ちが、とても快い!
これからも一緒にやろうね。
実行委員長の木村さん、オペラプラザ福岡の福田さんとともに、大変だったでしょう。このお二人とともに、陰で応援してくださったいろいろな皆様、出演したかったのに出られなかった皆様、事情は百人百様。つらいときもありますねーーー。
僕の願いは、今まで何百回と申し上げてきているので、これ以上言うと僕自身が馬鹿に思えます、確かに僕は馬鹿で、性善説をまっすぐ貫いて生きている愚直な人間です。こんな馬鹿でもこれだけ幸せに仕事に向かえるのは、しかしその、性善説、つまり陰徳を大切に、神をただ信じる心を失わないからだと思っています。
みなさん、僕とそろそろ心の会話をしませんか?
古賀の皆様、またお会いしましょう!お会いできるでしょう!会いましょう!
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