音 楽 劇
残された微笑みーある死刑囚最後の朝に


「凶悪」事件が続いて報じられる中、
何故このような酷い罪を犯すのか!現代の社会はどうなってしまうのか?
今、このような危機感を多くの方々が抱いていらっしゃることと思われます。
すでにいろいろな論議が飛び交う中、解決の道も探られているようです。

私たちもオペラという形でひとつの光を見いだしたく、
心有る皆様のご支援を頂きたいと願い、この作品を企画いたしました。

オペラといいますと、欧米のモノマネで豪華な雲の上のもの、といった印象をお持ちの方がまだまだ多いことかと思われますが、この作品は演劇にクラッシク的な美しい歌と音楽を加えた、誰にも身近な、いわば《音楽劇》といったものを目指しております。
今回は鈍器奉天という筆名でこの台本を書かせて頂きました。
作曲の方はまだどうなるか未定ですが、私自身も付曲を試みております。

さて、このオペラの主人公のモデルはメッカ殺人事件の正田昭です。
彼のことは加賀乙彦氏の「宣告」という小説でも
主人公として取り上げられておりますので、ご存じの方も多いことかと思います。

  人間は、なぜ弱く危険な存在となり、こんな酷い罪を犯してしまうのか、
  社会は、なぜ弱い人たちを犯罪に導いてしまうのか、
  殺された人の遺族はそれからどんな気持ちで生活をおくるのか、
  死刑囚の家族はどんな重荷を一生背負って行くのか、
  死刑執行人はその時、どんな精神状態で執行するのか、
  死刑囚は毎日、執行の恐怖とどのように闘っているのか、最後の時は……

このようなことが、この作品で描かれることでしょう。
美しい、あまりにも美しい音楽が、関わる人々の気持ちを歌ってゆきます。





微笑み計画


□巡演計画

  できるだけ早い機会にこの音楽劇を全国各地で、
  また世界各地でも上演してゆけることを願っています。
  各種人権擁護団体のほか、マスコミの協力は不可欠です。

  次のような巡演をまず目指します。
    2000年 秋   作品完成
    2001年 春〜  日本全国の文化会館や劇場、体育館等で、50回位の巡演。
        秋〜 人権問題に悩む世界の各地でも巡演。

□上演形態

  歌手3名、ダンサー1名、エレクトーン奏者1名、
  照明3名、舞台監督1名、マネージャー1名の計10名のプロと
  上演地で合唱団(約20名)を募り上演に参加してもらう。

□予 算 書

 製作経費:(1公演で20万償却予定)
   作品完成経費(台本・作曲・演出)
500万円
   舞台道具・衣装など製作管理費
500万円
 
計 1000万円
 
 上演経費:(1公演で100万円の上演料)
   プロ10名への謝礼・演出権・練習経費
50万円
   作品・演出権使用料(減価償却)
10万円
   上演地の合唱団指導経費  
10万円
   舞台道具・衣装使用料(原価償却費10万込み)
20万円
   事務経費
10万円
 
計 100万円

    その他、会場費、移動滞在費、印刷費、上演地の事務経費などがかかります。 

□収 入 案

  ◎1公演/100万円で全国で50回買い取ってもらうと、初めの製作経費が出る。
   製作経費の1000万円の一部でも別の方法で集めて、
   事業を進めやすい体制をマスコミなどの協力で作り上げる。
  ◎人権擁護団体などの主催事業として一緒に取り組んでもらい、
   製作費の一部を捻出してもらう。