ザビエル生誕五百年記念オペラ“ザビエル”あらすじ |
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サンシャン島で死を前にしたザビエル。 そこに現代人を含むいろいろな人々が集まる。 そこにアンジローがまず能のワキとして登場し、続いてザビエルがシテとして登場。 日本に来るまでのことが思い返され、描かれてゆく。 ザビエル城での幼い頃。そしてパリでのいろいろな誘惑。マラッカで出会ったアンジローにより日本を知り、遂に日本へ布教を決意。 |
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鹿児島に上陸したザビエルは、美しい日本の風景、素朴な日本の人々と初めて接する。続いて伊集院の一宇治城で島津貴久、福昌寺で忍室和尚と出会う中、日本への理解を深めてゆく。 やがて天皇に会って布教の許可を得るのが最良の道と思い、ザビエルは都に向かうが、貧しい恰好をした彼は京都御所では面会を断られ、比叡山の山門でも僧侶たちから追い返される。 失望したザビエルは、西の都と呼ばれた山口で布教せんと街頭でも説教を始めるが、やはり誰からも相手にされないので意を決し、平戸から豪華な着物や土産を携え大内義隆を訪ね、やっと布教の許可を得る。しかし頼みの義孝が暗殺。そこでザビエルは府内に向かい大友宗麟の庇護を求める。宗麟は彼を大歓迎したため、ザビエルはやっと日本での布教の展望を明るくする。 そこで更なる布教計画を立てたザビエルは、多くの宣教師を日本に派遣すべく、一度インドに帰る決意。 |
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インドに帰ったザビエルは、まず日本人が敬う中国をまず布教すべしと、多くの反対を押し切り、中国のサンチェン島に向かうが、ザビエルは騙され結局みんないなくなり、ひとり取り残され貧しい小屋の中で死を迎える。 死を前に浜辺に出てきたザビエルに、亡霊となったアンジローが現れ、二人で日本を懐かしむ。 再びそこに現代の日本人が出てくるが、多くはザビエルに無関心。しかしそんな人々が、ザビエルを見ているうちに彼にだんだん惹きつけられて行き、最後にはザビエルを称える合唱に全員が参加し、大団円となる。 ザビエルが能のシテとして舞台を去ってゆく中、幕となる。 |
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