フィリピン移民100周年記念事業 高山右近生誕450周年


日比合作オペラ「高山右近ー剣か愛か」

台本:永久村次郎 作曲:マヌエル・マランバ/石多エドワード

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日比合作オペラの目的

オペラを日比合同で製作し、合同で日比巡演することにより、日比友好親善に深いレベルで貢献する。 武力を拒否し続けた高山右近の生き様をオペラで歌い上げることにより、世界平和にも貢献する。

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               日比合作オペラ「至福の王者-高山右近」実行委員会(2002.07.02)

あ ら す じ

《第1幕》マニラへの船上
1614年宣教師・キリスト教徒追放令によりマニラに向かう船に高山右近ら一行が乗っている。
右近は、キリストの教えにより自分が変化していった日本での様々な思い出を蘇らせる。 彼のの武将としての成功や、茶人としての名声が大きな噂となる中、秀吉の禁教令の布告。 追放される右近を見守る、さまざまな人々、そして細川ガラシア………

《第2幕》キリストの国:フィリピン
一行はマニラで大歓迎を受けるが、スペイン人と彼らがもたらしたキリストの教えを受け入れるフィリピン人、その大きな包容力に右近は感動。そして、以前に流れ着いていた日本人たちの様子も描かれる。
いつか殉教を願った右近だったが、すべてを受け入れ最後に幸せに昇天する時、皆に言い遺す。

「ともに日本からマニラに追放された者たちよ。 『剣を取るものはみな、やがて剣で滅びん。』 この地の人々と子孫を作り、いつの日か再び日本に帰りなさい。平和の使者として」と。

右近が示した、自己の信ずる道一筋に全てを捨てて生き抜くこと………、 彼の生き様は、武力に振り回される現代に、何を物語ってくるだろう?

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◆ 日比合作オペラ「至福の王者-高山右近」公演企画書 ◆ ◆ UKON's Photo Gallery ◆